ヒストリー

1950

1950

長野県飯田市の山間で育った清水釿治が、肌着類の繊維卸として「清水釿治商店」を創業。

1964

1964

サイクルウェアの企画・製造販売を開始し、メキシコオリンピックより日本ナショナルチームにウェアサプライを開始

1971

1971

対米向けサイクルウェア輸出開始、アメリカ市場へ進出

1978

1978

自転車のライディングフォームを解析した独自の立体裁断技術による「エアロカット」を確立アスリートの体力消耗の軽減を実現し、ウェア開発の基礎として多くのアスリートを栄冠に導き続けた

1982

1982

自由なウェアデザインを求めて カスタムオーダーシステムを確立チームジャージにオリジナリティを求める声に応えるべく、いち早くカスタムオーダーシステムを立ち上げる。
当時、実業団チームによるレースがメインだったロードサイクルイベントに、市民サイクリストからの参加が増加していた。身体にフィットする競技者向けタイプに加えて、イベントなどでも着用できる適度なゆとりを持たせたタイプをラインナップを提供。男性だけでなく女性や年配サイクリストにもオリジナルジャージのチームオーダーを広げることになった。

1983

1983

サイクリングパッドに革命を起こした人工皮革「アマーラ®」パッドにセーム(鹿)革が使用されるようになったのは1970年頃のこと。
それにより股ずれの問題は解消されたが、天然素材のため洗濯すると硬くなり、メンテナンスが面倒だったうえ、良質の皮を国内で入手するのは困難であった。試行錯誤を通して人工皮革「アマーラ®」を採用した緩衝パッド『Aパッド』を開発。
濡れても硬くならず、手入れも簡単、それまで高価で手を出せなかったサイクリストにも広くサイクリングパンツを広めることとなった。

1984

幾多の改良・開発を経て完成したエアロカットワンピースを提供ロサンゼルスオリンピックでアメリカナショナルチームにウェアサプライを提供、6種目で金4個、銀3個、銅2個の合計9個のメダル獲得に貢献。

1986

1986

世界選手権プロロードレースでオランダのナショナルチームのアスリートであるズーテメルク選手が優勝

1987

1987

世界に先駆け、画期的な吸汗速乾素材『フィールドセンサー®』を採用大量に汗をかく自転車というスポーツにおいて、その汗の処理は大きな課題となってきた。
特に高温多湿の日本の気候条件下では、ベトつきによる不快感や汗冷え等が起こりやすく汗を素早く吸い、乾かす性能が求められていた。
1987年、吸汗・拡散・速乾機能に優れる画期的な素材として『フィールドセンサー®』を世界に先駆けでサイクルウェアに採用。続いて、パンツやタイツ等の2ウェイ素材にも展開し、大量の汗をかいても、前面は常にサラサラ、汗による不快なベトつき感が極めて少ない快適な着心地を可能にした。

1990

スバル モントゴメリー チームにウェアサプライを開始

1991

クアーズライト、スペシャライズド チームにウェアサプライを開始

1992

1992

ダニー・クラークがドミフォン競技で金メダルを獲得自転車トラック競技世界選手権にてオーストラリア ナショナルチームにウェアサプライを行い、ダニー・クラークがドミフォン競技で金メダルを獲得。
化学繊維メーカー東レ株式会社と協業、中心に太陽光反射性と紫外遮蔽効果のあるセラミック微粒子を包み込んだ特殊糸と吸汗速乾性に優れる『フィールドセンサー®』を組み合わせUVカット機能素材『アロフト®』を開発。業界に先駆け、UVカット機能素材を採用したウェアを発売

1993

ジョントマックにウェアサプライを開始アメリカ ナショナルチームとアトランタ オリンピックへ向けPROJECT’96をスタート 自転車トラック競技世界選手権にてレベッカ・ツイッグ(米国)が3000m個人追い抜きで優勝

1994

1994

自転車トラック競技世界選手権にてマーティン ノースタイン(米国)がスプリント、ケイリン2種目を制覇。レベッカ・ツイッグ(米国)が30km タイムトライアルで優勝

1996

アトランタオリンピックで日本ナショナルチームにウェアサプライを行い1km タイムトライアルで銅メダルを獲得。その他、アメリカ、カザフスタン、中国等各ナショナルチームにウェアサプライを行う

1997

1997

画期的な冬用ウェア素材「ウィンドブレーク®」が誕生。当初はフリース素材の間に特殊フィルムを挟んだ『ウィンドブレークフリース』が機能フリースとして登場したものだったが、冷気の侵入を防ぎ、かつ透湿性が高く、ムレない素材として、誕生と同時に一躍注目を集めることとなった。
その後、幾多の改良が加えられ、冬用の多層構造素材『ウィンドブレーク®』が完成。寒風をシャットアウトしつつ、透湿性(5,000/㎡/hrs)と耐水性(10,000/H2O)に優れているため、ムレずに汗を背早く外に逃す。ストレッチ性も高く動きやすい。厳寒期でも暖かく快適なライディングが楽しめる冬ウェアの定番素材として、多くのサイクリストから絶大な支持を受けている。

1999

1999

米国スポーツ医学博士と開発を行ったプレッシャーリリーフ テクノロジー採用の「PRTパッド」を発表PRT-PADパールイズミのパッドを世界に知らしめた『PRTパッド』。
2002年には、このパッドをさらに進化させた『3Dパッド』の開発へと繋がっていく。

2001

ファッサ ボルトロ チーム(2000年UCIランキング3位)にウェアサプライを開始

2002

少数受注、短納期の革新的カスタムオーダーシステム「システムU」発表軽量と剛性を両立する「I-BEAM」採用のサイクリングシューズを発売。ツール・ド・フランスでイヴァン・バッソ(ファッサ ボルトロ)がマイヨ・ブランを獲得。パールイズミ シューズがツール・ド・フランス博物館に展示される

2003

2003

アレッサンドロ・ペタッキ(ファッサ ボルトロ)がジロ・デ・イタリアで6区間優勝、ツール・ド・フランスで4区間優勝を果たす。
2001年からウェアサプライをしていたファッサ ボルトロ所属のアレッサンドロ・ペタッキがジロ・デ・イタリアで6区間優勝、ツール・ド・フランスで4区間優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャでも5区間優勝を果たすなど大活躍。日本発のパールイズミのパッドが世界のアスリートの勝利を数多く支えることとなった。

2004

2004

アテネオリンピックで日本ナショナルチームにウェアサプライを行い、空気抵抗軽減素材「スピードセンサー®」を採用したエアロスーツを着用し出場した男子チームスプリントにて銀メダルを獲得。
独自のエアロカットパターンに、数種類の素材をベースにして、速度変化に伴う効力特性を風洞実験室の三分力測定装置により測定・分析。自転車のトラック競技に求められる適正な条件を割り出し、1/1000秒を競う世界で勝利するために開発されてたものが究極のハイスペック素材『スピードセンサー®』である。従来素材と比較して、抗力が最大約50%低減(当社比)し、日本ナショナルチームのもつスピード感いや加速域レベルにあう素材を選定。初速からスピードが乗り始める中速域、そしてトップスピードまでほぼ全域で効力を発揮した。
アテネパラリンピックにて、日本ナショナルチームにウェアサプライタンデムスプリントで銀メダル、ロードレースで銅メダルを獲得

2005

軽量と剛性を極めたチタンソール採用「オクタン」発表

2007

抜群の操作性で長時間のライディングでも疲れないグローブの超立体構造コンセプトを「トライディーシステム®」として登録自転車用グローブには、ハンドルの握りやすさや、滑らないグリップ性の確保、そして高い操作性など様々な役割が求められる。
当時、ハンドルの握りやすさ、長時間のライディング高い操作性を実現し、かつ疲れにくい快適なグローブの開発が求められていた。

2008

重ね着やコーディネートが簡単にできる温度帯別カラータグシステムを導入。加えて、待望のパッド「3D-Neo」を発売。日本人に照準を合わせ、肌触りにこだわる女性用から開発。一般サイクリストから実業団のトップ選手まで様々なユーザー層にモニターテストされたパッドは、多汗な日本の気候に合わせ優れた吸汗性を持ちながら、ストレッチ性に富みペダリング時の動きのスムーズさも実現した。
2008年には北京オリンピックにおいて日本発の競技ケイリンに初の銀メダルをもたらした

2009

夜間走行時の視認性を高めるLEDライトを発売

2010

2010

2010年、創業60周年を記念したジャージを製作。なめらかな着心地を追求した縫製技術、シームレステクノロジーを採用したウェアを発売。
シームレス縫製は当時伸縮性の無い生地には採用されていたが、自転車ウェアのような高い伸縮性が求められる商品に採用することは困難とされてきた。
しかし、長い年月をかけ縫製メーカーと共に研究を重ね、ついに商品化にたどりつく。あわせた布を高周波接着によってつなぎ、そこに特殊なテープを貼り付ける方法。だから肌面の縫い目はフラット。複雑かつ細かな工程を繰り返す事により、驚くほど肌になめらかで、着心地の良いウェアの開発に成功した。

2011

2011

衣服内温度を下げ、涼しく、日焼けしない画期的素材「コールドブラック®」を採用したウェアを発売

2012

2012

着用感を極限まで軽減し、いかなる乗車姿勢にも対応する最高峰パッド『3D-ネオプラス』を発表着用感を極限まで軽減し、いかなる乗車姿勢にも対応する段階的クッション厚を採用。
サイクリングパッドをさらなる高次元へと導いた。パールイズミのレーシングパンツはヨーロッパプロを始め、世界のサイクリスト達を惹きつけた。
ロンドンオリンピックにて日本ナショナルチームにウェアを提供し、男子ロードタイムトライアルで銅メダル獲得に貢献した。

2013

2013

サイクリストの声に応えて開発された『クイック ビブ』冬の寒い日、屋外のトイレであってもトップスを脱がなければならなかったビブタイツ。脱衣に対するわずらわしさと抵抗感を抱く多くのサイクリストからの声に応えて開発。
スムーズな着脱を可能にする前面フックと腰回りのファスナーでビブとタイツが簡単にセパレートできる仕様は特許も取得済。(第5622983号)

2016

2016©越智貴雄/カンパラプレス

リオオリンピックにて日本ナショナルチームにウェアサプライリオパラリンピックにて日本ナショナルチームにウェアサプライ
男子ロードタイムトライアルで藤田征樹 選手が銀メダルを獲得

2018

2018

涼しくて日焼けしない画期的素材「COLD SHADE」をリリース直射日光の熱を遮断し、ウェア内の温度を下げ涼しい着心地を実現する素材をリリース

2019

2019

新コンセプトモデル「VISION」を発表目指したのは、身体はもちろん触感や着用感に至るまで、サイクリストの五感すべてに心地よくフィットするサイクルウェアの理想形。 ブランドの未来を具現化するプロダクトライン「VISION」をリリース。

2020

2020

「スピードセンサー®Ⅱ」を開発国内外の素材を航空宇宙工学・スポーツ科学の技術に基づき抗力特性を分析。風洞実験やPIV測定を通して開発された空気抵抗素材。低速域40km/hから空気抵抗を軽減する。

2021

2021

独自開発にて新型パッド「3DX」と「3D MEGAⅡ」をリリース着用感の少ないフィット感と柔らかなクッション性を両立させた新型ハイパフォーマンスパッド「3D-エックス」と、柔らかさとフィット感をアップデートした第二世代ロングライド用極厚パッド「3D-メガⅡ」を市場に投入。

2021

2021©Kenta Onoguchi / Bicycle Club

東京オリンピックと東京パラリンピックにて、日本ナショナルチームにウェアをサプライ空気抵抗素材「スピードセンサー®Ⅱ」を採用したウェアを着用し、パラサイクリング杉浦選手が女子個人ロードタイムトライアル(C1-3) で金メダル、女子個人ロードレース(C1-3) で金メダルを獲得。