東京の西側の人気峠へ
大垂水峠は東京の西側、高尾山の南側の峠道。都心からも行きやすく、走りごたえもあり、周辺にはサイクリストが立ち寄れるスポットが多いことから、人気が高い峠のひとつとなっている。ライドの参加者はサイクルモードインターナショナル2018の「アンバサダーに教わるコーデアドバイス」で、冬のウェアのアドバイスを受けたサイクリストたち。初心者が多くあまりライドの経験もない、ということから「それだったらせっかく選んだウェアを着て走ってみようよ!」というノリからこの大垂水ライドが決まった。※イベントの詳細はこちらから。
コースはJR矢野口駅付近から、大垂水峠を通ってPICCライドではおなじみの「ゼブラカフェ」で休憩後、スタート地点に戻ってくる往復80㎞くらいの行程。1600mの獲得標高があり、気持ちのいい景色もあり、カフェでの休憩もあり。走るだけではない、グルメも堪能できる、楽しさとキツさのバランスがとれたルート設定となった。
多摩川沿いの矢野口からスタート
ライドの参加者は総勢8名。唯一の女性、のりピーさんは60㎞以上のライドをまだ走ったことがないため、今回のライドはかなりチャレンジングな距離。多少の不安がありつつも笑顔で走り出す。PICCのライドはレベルを問わずどんな人でも楽しく走るのが目的のひとつ。たとえその人にとって、チャレンジングな距離でも、走り切れるように周りがしっかりとケアするのがルールだ。
ヘルメットにカメラを載せた姿で走っているのはロードバイク初心者の小蔵さん。今回のライドでは、トライバルメディアという企業で働くサイクリスト3人が参加。のりぴーさん、小蔵さん、そして池田さん。池田さんはマーケティング業界では名の知れた方で、自転車のほか、アウトドアやピザ窯でピザを焼くことを趣味とするなど、興味の幅が広い多趣味な人。当日はGarminとコラボした企画「みんなでつくる日本全国坂バカ動画マップ制作プロジェクト」の撮影も兼ねて参加した。
ルートはいつの間にか上り基調に。その代わり交通量がグッと少なくなって、まとまって走りやすくなる。
平均斜度4.9%、最大斜度は10%近くにもなる大垂水峠。次第に遅れてくる参加者も。
周りのサポートもあり、全員無事に山頂に到着。上り切った後の笑顔って、やっぱりこんなさわやかな顔になっちゃいますよね。
上った後は当然、下り基調に。グングン下って休憩ポイントのゼブラカフェへ。
おすすめはコービーとサクサクのクロワッサン。サイズが大きいので、ライド後でも1個で大満足。
倉庫をリフォームした店内は広々。バイクラックがあり、このあたりにライドに来たサイクリストの休憩場所になっている。お腹を満たした後は、またのんびり帰路へ。スタート前は不安がっていた、のりピーさんも「疲れた」と言いつつも無事に完走。冬用のウェアに袖を通すのが初めてだったという彼女だったが、ウェアの着心地も上々だったという。気温に合わせてコーディネートするのがパールイズミのウェアの選び方ではあるが、それぞれのサイクリストに合わせて、微調整することも必要。
ウェアの選び方を学んだセミナーと、それを実際に着て試すことができた今回のライド。参加者たちにとって、ウェアの大切さを改めて知るいい機会になった。