初日はアイスブレイクライド

1日目の正午、今回の拠点となる西湖に参加メンバーが集まった。中には「いつかフジイチを走ってみたかった。」と、福島からはるばるいらした方もいた。簡単に自己紹介をした後はさっそく初日のライドへ。
PICCのライドイベントすべてを担当している私、大西はフジイチを走った経験があり、なかなかの走りごたえのあるコースであることをわかっていたため、できるだけ初日は体力を使わず、参加メンバーの親睦を深めることを目的として、起伏の少ない西湖や河口湖を周る約50kmのコースをゆったりと先導した。

vol.65 コミュニティー活動 PICC
初日からこの素晴らしいロケーション。
湖畔沿いをメインに走り、コミュニケーションが取れるよう、ローテーションも入れながらあっという間の50km。
初対面のメンバーがほとんどだが、一緒に自転車を乗ることですぐに打ち解けられる。これがスポーツのいいところであり、コミュニティーリーダーである私自身も毎回イベントでご一緒する方とのライドや出会いは楽しみで仕方ない。

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途中、カフェに立ち寄りコーヒーブレイク。
美しい景色の中ゆったりとライドを楽しみ、コーヒーを飲みながら語らう時間は非常に心地がいい。メンバーもリラックスして、この頃には自然とメンバー同士の会話も生まれ、よい雰囲気に。
翌日のビッグチャレンジに向けて、親睦を深められた初日。
宿でもたっぷり自転車談義で盛り上がり、この日は早めに就寝した。

いざフジイチへ!

まだ薄暗い時間帯に起床して2日目の朝を迎えた。
すぐにバルコニーに出て天候を確認すると、富士山の頭がしっかり見えていた。実は前日まで雨予報の時間帯もあり、心配していただけにホッとした。予報も傘マークはなくなっていた。
宿の朝食を食べ、いざフジイチへ!

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今回は西湖をスタートして、富士山を中心に反時計回りで、精進湖、本栖湖をまわって朝霧高原エリアを南下し、御殿場あたりから北上して山中湖、河口湖を経由して戻ってくる120km。
中でも、朝霧高原エリアを過ぎて、富士山こどもの国付近までの登りが続くエリア、後半の山中湖手前まで続く籠坂峠、この2か所が頑張りどころのコース。

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序盤はまだ朝の気温が上がりきらない、ひんやりと静まり返る森の中を抜けていく。
富士山もいいが、少し紅葉が始まった森もまた美しく、走っていて気持ちがいい。

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この日の気温は最低気温が10℃近く、最高気温が16℃。私自身、最近暑い日や寒い日が交互にやってくるし、富士エリアは東京よりは寒いだろうけど、登りも多いから汗もかくし何を着ていこうか。。。とあれこれ考えていたが、この日のチョイスは我ながらベストチョイス。
15℃対応のウォームフィットドライアンダーに、イグナイトウィンタージャージ。温度調節ができるようにPGLのエッセンスウィンドブレーカーベストを羽織り、登りなど暑くなりそうなときはベストを脱いで、ジャージのジッパーを少し下げて冷たい風を取り込んで調節。
今回はこのチョイスで最後まで快適に走れた。新作のスーパーサーマフリースグローブも生地が柔らかく、程よい保温力で快適であった。デザインもシンプルでどんなウェアにも合わせやすい。

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2日目もフジイチの名にふさわしく、随所で富士山を眺めながら走ることができた。

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こんなのどかな風景も。

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最初の起伏エリアは各自のペースで走り、ランチタイムへ。

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この時点で55kmほどの中間地点。
おいしいお蕎麦でエネルギーチャージして後半戦に備えた。

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最後の難所、籠坂峠をこえて。

後半の難所である籠坂峠もそれぞれのペースで登ることにした。走り慣れているメンバーはあえてグイグイと難所を攻めて楽しんでいた様子。

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登りごたえのある峠に苦戦するメンバーもいたが、憧れのフジイチ完走に向けて、最後の難所を一歩一歩登っていく。

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最後の難所である籠坂峠も全員やり切り、あとは山中湖、河口湖までは下り基調のコース。
フジイチ完走まであと少しだ。

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籠坂峠からは、先に登り切ったメンバーと、ゆっくりマイペースに登ったメンバーと二組に分かれ、最後のご褒美ともいえる下りがメインの走りやすいコースを気持ちよく走り、スタート地点の西湖へ。
事故やトラブルもなく、絶景の富士山を眺めながら、全員でフジイチを完走した。

距離もあり、峠もあり、なかなかチャレンジングなフジイチのコース。お互い初対面のメンバーがほとんどだったが、走り終えた後のメンバー同士のコミュニケーションを見ていると、一つのビックチャレンジを全員でやり遂げた絆を感じられた。もちろん私も。
中にはさっそくメンバー同士で次回のライドを計画しているシーンも見られ、フジイチを全員で走りきれた嬉しさとともに、PICCのライドイベントを通じて、メンバー同士のつながりが生まれたことも非常に嬉しかった。
このフジイチ企画は非常に好評だったのと、私自身もまた走りたいと思える魅力的なコースだったので来年もまた企画しようと考えている。そしてまた参加者と一緒に達成感を味わいたい。