PI TRI 佐渡へ初上陸
2017年9月3日大会出場のため、8月31日から9月1日の間でチームメンバーは佐渡ヶ島に渡った。毎年猛暑での大会開催で国内のレースでも最も過酷なレースだが、台風が近づいていたのもあって、今年は思いのほか風があり涼しかった。チームメンバーは大会前日までブース出展をしたり、海で泳いだり、バイク試走などをして、それぞれリラックスして過ごせたようだ。
また、大会出場はその土地の自然や空気を満喫するのも楽しみの1つだ。台風が近づいていたので風が強かったが、概ね現地では晴天が続いた。佐渡には南国の沖縄とはまた違った顔を覗かせる風景があるのも興味深かった。
成果を実らせた2017年
大会前を振り返ってみると、昨年7月には館山で1泊2日のチーム合宿を行い、プロスイムコーチ前田康輔さんを招いてのOWSトレーニングや、早朝6時からのブリックトレーニング(バイクを数キロkm、ランを数キロkmを交互に行い、それを数セット)を行った。合宿後も9月の大会に向けてメンバー同士で自然発生的に個別トレーニングを重ね、大会に挑んだ。
ここで佐渡トライアスロン大会でのチームメンバーの成果を挙げたい。
PIプロダクトパタンナーの巽さんは、佐渡Aロングディスタンス女子エイジ35-39才で1位優勝(タイム12:45)。今年2018年はデンマークで開催されるITUロングディスタンスの世界選手権に選出され、エイジ日本代表として出場する予定だ。またトライアスロン雑誌ルミナが主催するコナチャレンジ(2020年のアイアンマンハワイ世界選手権出場を目指すエイジグルーパー向けの特別企画)で、12名のメンバーの1人として選出された。
チームメンバーの田中友歩さんは、佐渡Bミドルディスタンススタンス男子エイジ30-34才で2位入賞(タイム5:29)。2018年の佐渡大会では日本選手権としてエリートとして参加できるのだろうか。
駒田さん(スイム)、鎌田さん(バイク)、青野さん(ラン)でのリレー出場となったOnジャパンチームは、5位入賞を勝ち取った。ちなみに駒田さんは豊富なロングディスタンス経験者、鎌田さんはアイアンマンハワイ世界選手権出場経験者、青野さんは箱根駅伝に出場経験者でサブ3ランナー、という強力な布陣で挑んだ。
その他のメンバーも初めてのロングディスタンスで完走を勝ち取った。
宮古島トライアスロン大会での抱負
今年2月にチーム撮影会を実施し、チームメンバー全員を紹介するチームのページも制作した。撮影会には田中友歩さんだけ参加できなかったが、その他メンバー全員が揃った。また2018年から新しく2名のメンバーが加わり、撮影会に参加した。
新しいメンバーは強豪チームトライオンに所属する岩淵京さん。フルタイムワーカーで2017年アイアンマンハワイ世界選手権)にエイジで出場した経験を持つ。もう一人は、棟真太郎さん。今年UTMFに出場するトレイルランナーで、今年はミドルディスタンス、来年はロングディスタンスに挑戦するIT企業で働くアマチュアアスリート。
撮影の後の決起集会では、佐渡大会の思い出などを語りあった。そして宮古島大会に出場するメンバーに抱負を語ってもらった。
チームマネージャー大西さん「昨年トライアスロンのレース出場を久しぶりに再開し、その後PIメンバーの勢いに押され(笑)、気づいたら宮古島に!でも出るからには全力で走り10時間切り目指します!そして、PIウェアをカッコよく着こなして、選手や沿道の方々の目にとまることも密かな目標です」
製品パタンナーの巽さん「去年の宮古島が初めてのロングで完走を目標にしていましたが、あまりに綺麗な景色にテンションが上がってしまい楽しすぎて気づけば11時間4分でゴールしてました(笑)。今年は去年の自分に打ち勝つのが目標です」
Onジャパンの駒田さん「今回で5回目の宮古島トライアスロンとなりました。”自分に本当に完走できるのか”と思いながら挑戦した5年前のことを、いまでも鮮明に思い出すことができます。それ以来、いつも制限時間ギリギリのレース展開でした。しかし、今回はいつもと違う自分を見てみたいと思っています。Onがいつも言っている企業文化”Good is not good enough”を、自分自身で体現したいのです。Onの仲間、PI TRIの仲間、みんなとフィニッシュラインで喜び合いたいと思っています」
チーム発起人の清水さん「宮古島大会は自分にとって初めてのロングディスタンスへの挑戦。On駒田さんが5年前に初めてこの大会に出た時と同じ心境。納得できるトレーニングをして大会に出場する人なんていないのかも知れないけれど、完走できるかいまだに予測不能、笑。でも最後は自分の気持ち次第だとも思ってます。この未知の世界を完走する夢を叶えたい」
4月22日、北緯24度、東経125度の南国で、スイム3km、バイク157km、ラン42.195kmの新しい挑戦が始まる。